はや坊〜認知症ケアデザイナーの伝えたい事〜

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認知症の予防に良い食材「葉酸」

どうもはや坊です。

認知症の予防に効果のあるとされている成分や食材のご紹介をしています。







これまで緑茶やオメガ3、抗酸化成分の話をしてきました。
今回は「葉酸」についてです。


葉酸って何?

葉酸はプテロイルモノグルタミン酸および、その派生物の総称です。水溶性ビタミンでビタミンB群に属します。植物の葉に多く含まれ、黄色結晶で光や熱に不安定な物質です。ビタミンB12とともに赤血球を作るので「造血のビタミン」といわれています。

参考:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-yousan-biotin.html



葉酸と聞くと、胎児に影響があることから妊婦さんには欠かせない栄養素として知られています。
それは、葉酸がDNAなどの細胞の生産や再生を助ける働きがあり、体の成長に欠かすことが出来ない栄養素だからと言うことが出来ます。


これらの働きは、人間にとって欠かせないため胎児だけでなく高齢の人にも同じです。
そして、前述したように葉酸は細胞の生産や再生を促すことから認知症にも効果があると期待されています。


それだけでなく、葉酸には動脈硬化の原因物質であり、心筋梗塞脳卒中などを誘発する「ホモシステイン」の蓄積を抑えるとされているからでもあります。
ホモシステインの蓄積を抑えることは、アルツハイマー認知症の原因物質といわれるアミロイドβの蓄積を抑えることにもつながります。

これらのことから葉酸認知症予防にとても期待されている栄養素なのです。




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写真引用:https://aojiru-first.com/aojiru-health/nintisyou-folic-acid-aojiru/


では、認知症予防に注目の葉酸ってどんな食材に多いのでしょうか

葉酸が多く含まれている食材には以下のようなものがあります。

レバー

葉酸といえばレバー、、
と言われるほどにレバーには多くの葉酸が含まれています。その中でも鶏のレバーが最も多く含まれているとされており、牛と豚のレバーは同程度の含有量になります。

モロヘイヤ

ほうれん草


これらの食材が最も知られているものです。この他にも芽キャベツやパセリ、よもぎ、しゅんぎくといった「青菜」類も葉酸の含有量が非常に高い食品です。

またサニーレタスやブロッコリー、アスパラガスなどにも葉酸はありますので、いわゆる「野菜サラダ」は葉酸を摂るにはおすすめのレシピです。

※筆者はサラダが好きなので主にサラダから葉酸を摂取しています。但し、意図的に葉酸を摂取していた訳ではなく、たまたまサラダ好きなだけですが。。笑っ

 

酒かすや日本茶、抹茶などにも葉酸は含まれているので飲み物から上手に摂ることも出来ますね。



ここで一つ注意!葉酸は水溶性ビタミンのため水に栄養素が流れてしまいますのでご用心を!!






今回紹介しました食材も普段から比較的取り入れやすいものが多かったですね。


美味しい食事で身体も健康に、
そして認知症予防にも一役買ってくれる葉酸!!


皆様も今度のレシピに今回紹介した食材の一つでも使ってみてはいかがでしょうか。



認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。