時間が大切。頭の中を整理する時間があれば大丈夫✨
どうも、久しぶりの認知症ケアデザイナーはや坊です。
認知症を抱える人との関わりではよく
「時間をかける」ことが言われています。
とても基本的なことですが、これが本当に大切なのです‼️
認知症の症状には記憶・理解・判断等の低下がありますが、それを解決する手段として『時間』が必要なのです。
※先日訪れた沖縄県恩納村にある某ホテルに咲いていた珍しい白のハイビスカス🌺🌺
認知症を抱える人は人との対話で
◯話の内容を聞き取り、理解する
ことにまず時間が必要になります。
そして
◯内容に対する返事を記憶等から引っ張りだすことに時間が必要になります。
◯その返事がつじつまが合っているのか判断する等にも時間が必要になります。
色々な所で時間が必要なので、一緒にいる人はイライラしたり急がせたりするかもしれません。
正直に話すとその気持ちは分からなくはないです。
ですが、その反応をしてしまうと
認知症を抱える人たちは相手の感情をキャッチするアンテナは敏感なため、余計に混乱していきます。
そうすると、思考が止まったり、不安になったり、ごまかそうとして攻撃的になったり別の症状が出てしまうことに繋がります。
そうなると互いに悪循環になり、認知症を抱える人にとってはBPSD(心理・行動症状)が悪化するという事態になってしまいます!!
では、どうするか?
対話をしながら相手の表情をよく観察するのです。
認知症を抱える人たちは関わりを持つなかで時間が必要となる様々な状況で必ずと言っていいほど表情にちょっとした変化が現れます。
例えば、話を聞きながら目をキョロキョロしたり、身体を揺らしたり、上の空になったかのようにしたり、、
これらの反応は「今は時間が必要なんです」という合図(シグナル)とも言えます。
※この表情の変化は人間なら誰でも出ているのかもしれませんが、、
その変化に気付ければ
「今何か考えているのかな?」
「あ、今は答えを待とうかな」
といったように、こちらとしてもいつもより待つ時間に対して心の余裕が生まれます。
そうすると認知症を抱える人も安心して返事が出来るため、コミュニケーションが取りやすくなるはずです!!
これからのコミュニケーションに少しでも役立つことが出来れば幸せです。
認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。