薬は本当に必要??「 抗認知症薬の不都合な真実」 レビュー
どうも、認知症ケアデザイナーのはや坊です‼️
認知症と診断されたり、その疑いがある人には必ずある共通するものが渡されます。
それは「薬」すなわち抗認知症薬です。
ま、当たり前といえばそうかもですね!!
風邪とかも薬もらうし。。
私はその「薬」に対していつも疑問を思ってしまうのです。
○本当にこの薬は効果があるのだろうか
○本当にこの薬がこの人に合ってるのだろうか
医師でも薬剤師でも何でもない私が、
医学や薬学についての知識もプロの足元にも及ばない私がこんな事を言えないのは分かっていますが、
それでも納得出来ていないことが多く感じられます‼️
そんな中見つけた本‼️
衝撃的なタイトル✨
中身など調べずにすぐに購入しました。
これは小冊子のような本で医学博士の長尾和宏さんとフリーライターの東田勉さんがまとめているもので、現在日本で使用されている4つの抗認知症薬について、薬の効果・効用だけでなく治験の話なども書かれているとても面白いものでした。
この本では全面的に抗認知症薬を使用してはダメだと言ってるのではありません。
あくまで、認知症ケアの手段の一つとして適切に適正な量を処方していくことをすすめているものでした。
現在日本で使用されている抗認知症薬はこの4つ
○アリセプト(ドネペジル)
○レミニール(ガランタミン)
○イクセロン(リバスチグミン)
○メマリー(メマンチン)
これらを使い分けるには認知機能の簡易テストやCT、MRIなどの画像診断はもちろんのこと。
それと同様に患者をよく観察し、状態をきちんと把握し、1番身近にいる家族などからもたくさんの情報を収集しながら薬の選定を行う必要性を著者は唱えています。
現在の認知症診断は言ってしまえば不確定要素が多い中されていることが大半で、薬の処方にも疑問や違和感を抱かずに服用しているケースが多いとのこと。
認知症ケアは人。
薬はケアの手段の一つ、あくまで一つ。
ケアを行う側もそこをきちんと意識して医療との連携を図っていかなければより良いケアは出来ないでしょう。
適切な環境やケアで最小限の薬で生活出来るように。。。