はや坊〜認知症ケアデザイナーの伝えたい事〜

認知症に関する様々な情報の発信

認知症に良い食材「抗酸化成分」

どうもはや坊です。



だいぶリフレッシュの数日間を過ごしてましたので、今日からまたブログを再開します。




認知症に良いとされる成分で前回は「オメガ3」を紹介しました。
今回は「抗酸化成分」についてです。


人間は加齢や食生活等を原因として身体が酸化さていきます。
身体が酸化すると、さまざまな身体的症状が出たり、病気の原因にもなります。

※酸化に関する細かな情報は今回ここでは説明を控えます。





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写真引用:https://technews.tw/2018/05/21/hippocampus-back-prosthetic-system-memory/



「抗酸化成分」がなぜ認知症と関係があるのでしょうか。
身体の酸化が起こると生活習慣病動脈硬化のリスクが高まります。そこから脳梗塞などの疾患に繋がり、ひいては認知症のリスクも高くなってしまうのです。


今回は「抗酸化」を防ぐための食材にのみスポットを当てて紹介していきますね。

身体の酸化を防ぐ「抗酸化成分」を持つ食品を毎日の食事に上手く摂り入れて、身体の酸化を防ぎましょう。
フィトケミカルやビタミン、ミネラルなどの栄養素を含むものが効果的とされています。


フィトケミカル(植物性化学物質)

身体の機能維持には必要ないが、健康に良い影響を及ぼすことで植物栄養素とも言われています。
ポリフェノール
・カロテノイド
イソフラボン
リコピン
ペクチン
カテキン
セサミン等々

ビタミン

・ビタミンA(βカロテン)
・ビタミンC
・ビタミンE

ミネラル

・セレン
亜鉛



これらの栄養素を多く含んでいる食材には以下のようなものがあります。





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写真引用:http://sp.skincare-univ.com/article/003787/



1、アボカド

多くの栄養素を含み森のバターとも呼ばれています。
ビタミンAやビタミンC、ビタミンEのほかにも、ルチンやカロテノイドも含んでいます。


2、トマト

ビタミンEよりも多くの抗酸化力を持つと言われるリコピンを多く含む食べ物。もう言わずとも知られているトマトですね。
加熱して食べるとより吸収率がアップすると言われています。


3、バナナ

バナナにはβカロテンを始めとしてビタミンA・ビタミンE・ビタミンC・ポリフェノールなどたくさんの抗酸化作用を含んでいる食材です。
身近な食品の中で最も抗酸化力が高いとされています。


4、大豆製品

大豆は、脂質の酸化の原因である活性酸素を抑制するサポニン、強力な抗酸化力を持つイソフラボンを含んでいます。
女性ホルモンのエストロゲンと似た働きを持っており、美肌効果も期待されるためいつまでもキレイでいたいと願う多くの女性にとっては嬉しい食材ですね。


5、無塩アーモンドなどナッツ類

ナッツ類に多く含まれているのがビタミンEです。これはビタミン類の中でも抗酸化作用が強い脂溶性の成分だとされています。
気軽に食べれるのもありがたいので、スナック類の代わりにナッツをおやつに取り入れてみても良いのではないでしょうか。


6、カカオや赤ワイン

チョコレートの原料であるカカオに含まれるカカオポリフェノールも抗酸化にはとても効果的です。また赤ワインにもカテキンアントシアニン・タンニン・フラボノイド等といったたくさんのポリフェノールが含まれています。



今回紹介した食材はどれも手軽に手に入れることが出来るものばかりです。普段の食事に上手く摂り入れて、楽しく食事をしながらより健康になれる身体を作っていきましょう。


食生活は人間の基本でありながら、最も重要な役割を担うと言っても過言ではありません。


認知症予防にも繋げながら、楽しく食事出来る環境を整えていきましょう。



認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。