はや坊〜認知症ケアデザイナーの伝えたい事〜

認知症に関する様々な情報の発信

認知症ケアでは服薬管理もとても大切

どうもはや坊です。





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写真引用:https://www.lifehacker.jp/amp/2012/10/121022whysomepills.html







筆者は小さい頃から割と病弱なようです。
喉の炎症から体調を崩していくのが筆者の王道パターンになります。。笑っ
※どうにかしようと、少し前から抗菌作用があると話題のマヌカハニーを愛用しています。








今回は筆者も時折お世話になる
「薬」に関するケアについて話をしていきたいと思います。


前に認知症の薬についていくつか紹介していますが、あれは認知症の症状に対して一定の効果がある薬の紹介でした。



今回は少し視点を変えて、認知症を抱える人が薬とどうしたらより向き合いやすくなるのか、を紹介していこうと思います。


認知症を抱える人たちは一体どんな薬を飲んでいるのか?


認知症に対する薬としては
・ドネペジル(アリセプト)
・ガランタミン(レミニール)
・リバスチグミン(イクセロン、リバスタッチ)
・メマンチン(メマリー)
があります。
※詳細はブログ内の薬の各項目に関する記事をご参照下さい。



その他にも血圧に関するものや心臓等の臓器に関する薬、痛みを緩和する薬など一般的に年を重ねるほどに薬を服用している人は増えるでしょう。



では、このように様々な薬があるなかで、認知症を抱える人に対してはどのようなケアが必要なのでしょうか。




薬が原因となるリスクとして考えれるのは以下の3点が挙げられます。


①医師が処方した薬をきちんと指示通りに飲めているか


②薬を飲んだのに飲んでいないと複数回飲もうとする


③薬を拒否して飲まない



認知症では記憶に関する障害や理解、判断力の低下等により適切な時間に適切な用量で服薬することが難しい場合が多いものです。

そのため、何らかのサポートをしながら適切な服薬の管理が重要になってきます。



今回は

①医師の指示通りに服薬出来ているか

についての対応方法を紹介します。



これは認知症の初期症状としも現れやすいものでもあります。
薬の飲み忘れや飲み間違いなどがあると、疾患や症状に効果がないだけでなく時として副作用で重症になることも考えられるため注意が必要です。



このことについて以下のような対応方法がありますので参考にしてみて下さい。




◯薬を飲みやすいように一包化する

1度に複数の薬を飲む人にとって管理は大変なものです。なので、処方された時点で一つにまとめてもらうとその管理がしやすくなります。
※一包化は処方箋を出すときに話すと大体はすぐに対応してくれます。



◯服薬ボックスやお薬カレンダーを使って分かりやすくしておく

最近は100均ショップなどにもお薬カレンダーを置いてあったり様々な場所で目にすることが出来るようになりました。
曜日ごとに簡単にセット出来ますし、「朝」「昼」「夕」「寝る前」と分かりやすく表示しておけばきちんと飲めているかどうかの確認もしやすくなると思います。



◯本人がよく居る場所(テーブル等)に薬を飲んだかどうかのメモ書きを置いておく

認知症の症状として記憶の障害により日頃の行いを理解したり覚えておくことは難しいものです。そのため、パッと目につく所にメモ書き等があれば本人も確認することが出来ますね。



◯医師にも確認してから、ヘルパーやデイサービス等の利用時に合わせて服薬出来るようにする

服薬管理は基本的に本人及び家族が行うものです。
ですが、本人や家族がどうしても難しい場合等にはいつも利用しているヘルパーやデイサービスの利用に合わせて服薬を行うことも十分に可能です。プロの方たちも巻き込んで管理が出来るとより確実ではありますので、一つの方法として活用してみて下さい。
※服薬管理を目的に訪問看護等を利用することも出来ますので気軽にかかりつけの医師や薬剤師に相談してみましょう。









心身の健康を維持するために必要とされて処方されるお薬。
ですのできちんと用法・用量を守って服薬していけるようにしましょう。


次回は②薬を飲んだのに要求する場合の対応方法について紹介していきます。




認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。