認知症を抱える人は運動嫌い?いやいや、やり方が分からなくて困っているだけ💦
どうも、認知症ケアデザイナーのはや坊です☆
現在は老若男女に関わらず健康志向な人が増えてきましたね。
スーパーフードやオーガニック食材等の食べ物、ジムやヨガなどの運動、、
人それぞれ自分が楽しく続けられるようにあの手この手で毎日の健康を追い求めているかと思います♪
とても良いことですね。
この健康志向は認知症を抱える人にとっても漏れなく気を付けたいことの一つ。
今回はその中から『運動』にテーマを絞ってお話していきます。
これは筆者が沖縄本当北部にある国頭村で撮影した一コマ。
我ながら上手く撮れましたので載せました。
※今回の話とは一㍉も関係ございません。。
『運動』と言っても、
こういう運動が効果ありますよ!!等といった紹介ではありません。
『運動』に対する心構え?取り組み方?の話を行っていきます。
現在、認知症を抱える人たちの多くが「デイサービス」や「デイケア」といった通所施設と呼ばれる所に通いながら日中を過ごしているかと思います。
※そうでない人ももちろんたくさん居ます
「デイサービス」や「デイケア」では機能訓練、つまりはリハビリを行っていることでしょう。
このリハビリは今その人が出来ている日常生活動作(ADL)の維持や向上を目的として行われるものです。
例えば、交通事故に遭ってしまい怪我をした人たち等も懸命なリハビリを行い仕事復帰や復活を果たした、、
そういう話もよく耳にしますね。
このリハビリは
認知症を抱える人にとっても重要な役割を持ちます。
身体の動かし方を忘れていたり、何もやる気が起こらないという意欲低下している状態がつづくと、身体を動かす機会を作れずに徐々に体力や筋力も衰えてしまいます。
そうなると毎日の生活費介護がより必要になったきて、本人だけだなく家族や周りの人の負担も大きくなってしまいます。
この重要なはずのリハビリが「デイサービス」や「デイケア」で上手く効果として現れていないケースが存在します。
それは“認知症の人のレベルに合わせた方法で行えていないことが多い”
ということです。
リハビリというと
◯理学療法士(PT)
◯作業療法士(OT)
◯言語聴覚士(ST)を始め専門職がいます。
彼らの知識・方法はとても専門的できちんと理解出来て行うとその効果もとても素晴らしいものになります。
ですが、この専門職の一部の人には認知症を抱える人のレベルを適切に理解していないまま、リハビリを行っている人も多いのです。
それはリハビリに参加している人の表情や仕草を見ていればすぐに分かります。
リハビリの説明や実際の運動を行っているときに、
●これが何のための運動なのか
●何をする(させたい)のか
●楽しく出来るのか
リハビリは大前提として主体的(自主的:自分からすすんで)にするものでないとその効果はあまりありません。
なので、実際の運動で身体を動かす時間よりも、先程の意味などをきちんと理解してもらうための説明にこそ時間を割いて行う必要があります。
特に認知症を抱える人は理解力が低下している人が多いため、より説明は
簡単に、短く、繰り返し、楽しく、
行う必要があります。
その説明をきちんと行うことが出来れば認知症を抱える人たちも主体的にバンバン身体を動かしてくれ、より効果的なリハビリになります。
せっかく皆で共有した楽しいリハビリの時間なのですから、
なるべく明るく、楽しく、簡単に、続けられるリハビリ(運動)を行っていきたいものです。
認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。
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