水分補給が認知症の改善に効果あり?
どうもはや坊です。
とてもとても暑い日が日本各地を襲っていますが、いかがお過ごしでしょうか。
日中外で過ごす方も室内で過ごす方も、どちらにせよしっかり水分補給を行い脱水や熱中症に注意していきましょう。
この夏場に特に注意が促される水分補給ですが、実は認知症の症状改善にも一役買っていることをご存知でしょうか。
水(水分)とは人間を始めとして命あるものが生きていく上では絶対に欠かせないものです。
※もちろん動物や植物にも水が必要不可欠ですよね。
人間の場合、体内に占める水分量は以下になります。
・子供:約70%
・成人:約60%
・高齢者:約50%
※分かりやすいように区切りよく数字の表記をしています。
この割合を見て分かるとおり、高齢者は普段から体内水分量が少ないのです。
更に加えて、喉の渇きを感じにくいために体内の水分量の減少に応じた水分補給が難しいとも言えます。
人間は体内の水分量が1~2%減少しただけで、さまざまな異変が起こります。また10%減少してしまうと死に至ってしまうとても重要な問題です。
主な身体的症状
◯運動能力の低下
◯頭痛
◯ボーッとして意識が朦朧とする
◯吐き気や嘔吐
◯汗や尿などの量の減少
◯痙攣
◯意識消失
また、身体の中の水分量が少ないと脳に届く血液内の水分も少なく、脳梗塞などのリスクも高まります。
水と認知症の関係は???
水の成分そのものが認知症の症状改善に直接結び付いている、、
ということではありません。
※ケイセキという水に含まれる成分は認知症の症状改善に一定の効果があると言われています。
成分よりも大切なのは、水分を身体に多く取り入れること自体が認知症の症状改善に繋がるということです。
水分補給を行うと、血液内の水分量が増加し流れやすくなりますね。つまり、それだけで血の巡りが良くなり、脳により多くの血液、水分、酸素が行き届くことでエネルギーに変わり、脳の活発な活動を可能にするのです。
脳が活発に活動することは認知症の症状改善に最も有効な手段です。
脱水だけではなく、認知症の予防や改善に向けても水分補給を考えてみても良いのではないでしょうか。
実際には1日にどのくらいの水分補給が必要なのか?
目安としては1日1500mLとされています。
一般的に高齢者の1日に必要な水分摂取量は、体重1㎏あたり約40mLといわれています。ですので体重が50㎏の人は1日2Lの水分補給が必要になりますね。この水分量は食事など食べ物からの水分補給も含まれており、食事の際に食べ物から摂取する水分量は大体1Lくらいになります。
水分補給と職員のずいぶんを足すと大体2500~3000mLになります。
ずいぶんと多いような気がしますが、補給とは反対に尿などの排泄物として成人では1000~1500mLの水分が1日に減少していきます。
ですので、これを差し引きして食事以外に約1~1.5Lの水分を摂取するのが目安となるのです。
暑い暑いこの時期には脱水や熱中症の予防にプラスして認知症の予防や症状改善にも効果のある水分補給をなるべく多く取り入れてもらえればと思います。
次回は水分補給の方法も紹介していきたいと思います。
認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。