はや坊〜認知症ケアデザイナーの伝えたい事〜

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こだわりが強いのは問題? 「認知症ケアあるある」

どうも
認知症ケアデザイナーのはや坊です。






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写真引用:https://blogs.yahoo.co.jp/miyagi0072004/32995703.html






認知症の症状に『強いこだわり』というものがあります。

今回はその『こだわり』について話をしていきたいと思います。




人間誰しも大なり小なりこだわりというものがあります。



・寝るときは横向きになる

・靴は右足から履く

・お風呂で身体を洗うときは左腕から洗う



等々。。



そのこだわりとは言ってしまえばその人らしさ。
つまりは個性のはずです。
※時々は直して欲しいと恋人や夫婦喧嘩の原因にもなったりしているようですが…。




通常であれば常識の範囲を大きく越えない限りそのこだわりはあまり問題とされません。









ですが、認知症を抱える人がそのこだわりを持っているとすぐに問題として扱われてしまいます。



“全然、人の言うこと聞かない”

“何度も同じこと言って(行って)”


なぜ、認知症を抱える人がこだわりを持っていると問題視されるのでしょうか?


確かに…認知症の症状である記憶障害により何度も同じことを言ったり、行ったりしてしまいます。


ですが、それはその人らしさそのものではないでしょうか。




また、認知症を抱える人の『強いこだわり』というものは、


その人がそれらのこだわりを強く望んでいる証拠でもあります。




これまで『強いこだわり』としてだけ捉えていた問題を、



『それだけ強いその人らしさ』でもあるととらえると対応が少し変わってくるかもしれませんね。。。




認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。