はや坊〜認知症ケアデザイナーの伝えたい事〜

認知症に関する様々な情報の発信

認知症ケア〜きちんとした睡眠を取るために日中に行うべきこと〜

どうも、認知症ケアデザイナーのはや坊です。

 

 

人間は誰もが睡眠を取らないと心身ともに大きな影響を受けてしまいます。

「寝不足によりなんとも言えないだるさで活気が出ない・・・」

 

 

皆さんもこのような経験が一度くらいはあるのではないでしょうか。

 

 

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それは認知症を抱える人にとっても例外ではありません。

しかし、認知症のケアを行う上で、この睡眠に関する問題や困りごとは数多くあります。

 

 

 

”夜に全然寝てくれなくてその介護負担により家族も一緒に寝不足になる”

 

 

筆者は日々認知症ケアを行っていて、このような状況はほとんど毎日耳にする言葉です。

睡眠不足による影響というのはとても大変で、仕事はもちろん家の事やその他のあらゆる場面で影響するため早急になんとかしたいと考えている人ばかりだと思います。

 

 

 

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  • なぜ、夜にきちんと睡眠を取ることが出来ないのでしょうか?

 

 

これにはいくつかの要因が考えられます。

 

○日中に睡眠をとりすぎて眠れない

(日中横になっている時間が多すぎてしまうことも含む)

 

 

○何か不安や気になることがあって寝付けない

 

 

○お腹が空いている等食べ物に関する問題

 

 

 

始めの「日中に横になっている時間が多い」

これは認知症を抱える人だけでなく、高齢者で日中お家の中で主に過ごしている人には多く見られることです。

 

することや役割がなくてお家の中ばかりにいると、どうしても動くことが少なくなってきます。

また、何かお家の仕事をしようとすると家族から

”何もしなくて大丈夫”などと言われると余計に動く機会を失ってしまいます。

 

 

 

こうなると人はどうなるでしょうか。。。

 

 

 

横になるしか過ごす方法が見つからないのです!

 

 

 

 

それでは日中で身体を動かしておらず、心身ともに半分休んでいる状態なので夜に眠ることが出来ません。

 

 

 

それなのに「夜だから眠らないと・・」と言われても本人が一番困りますよね。。

もう日中に散々と休んでいるのですから。。

 

 

 

 

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そうならないためにはどうしたら良いのか??

 

 

それは日中に身体を動かしたり頭を使う機会をより多く持つことです。

ま、当然と言えば当然のことです。

 

 

 

日中に身体や頭を動かす機会というのは少し考えれればいくらでも見つかります。

 

 

 

第一候補としては『どこにでも良いので外に出ることです』

 

外に出るというのは必ずしも外出することを意味しているのではありません。

もちろん、外出ができればそれに越したことはありません。

それが難しいなら、

 

  • お家の近くを散歩する

 

  • 洗濯物を取り込む

 

  • ゴミ出しをしてもらう

 

  • 隣近所の人と井戸端会議などちょっとした会話をする

 

このように外に出る機会はちょっとしたことで作れます。

人は太陽の光を浴びることで心身がリフレッシュすると言われます。これは本当にそうで一日中お家の中にいると身体がムズムズしてきたり、なんか落ち着かないという気分になる人も多いはずです。

 

 

それが外に出ることでスッキリするので手軽に行ってみて下さい。

 

 

 

外出や外に出る以外にも『なんらかの役割を持つ』ことも身体を動かす機会に繋がります。

以前にも紹介しましたが、これはお家の中にいても出来ることがたくさんあります。

 

 

 

  • ご飯を作る (調理に限らず準備や片付けでも十分な役割になります)  
  • 掃除や洗濯をする(これも本棚の掃除、洗濯物をたたむなど一部分でもokです)
  • 日めくりカレンダーをめくる
  • 仕事や学校に行く人の見送りをする
  •  織機など洗い物をする

 

このように1日の中には様々な役割を持つことが可能です。

 

 

 

そうすることで日中の活動時間が少しずつ増えてきます。

活動時間が増えれば適度に疲れが出ますので夜に眠くなってきますので、睡眠がきちんと取れるメリハリのある生活が送りやすくなってくるのです。

 

 

 

今までこのような役割を持ったことがない人もいるかもしれません。

この機会にまずはお願いしてちょっとしたことでも良いので任せてみても良いのではないでしょうか?

 

 

 

 

認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。