認知症ってどうやって診断されるのか? ⑴問診・診察編
どうも、認知症ケアデザイナーのはや坊です。
今回から認知症の診断についての流れを紹介していきたいと思います。
- 認知症の診断はどうやってきまるのか?
何かおかしいなと身体の不調や異変を感じたら皆さんは病院へ行きますね。
それと同じように認知症かなと思ったら病院へ行くことが多いでしょう。
ですが実際には認知症という見通しを立てて病院へ行くことは少ないはずです。
例えば物忘れが急に激しくなった、会話が上手く噛み合わなくなることが増えてきた、いつも元気がなくだるそうにする様子がしばらく続いている、何度も同じことを繰り返し質問してくる、、、
このような症状が急に出ると家族や周りの人たちは対応に困ることが増えてきます。
その困りごとを何とかしたいという思いで病院へかかるのではないでしょうか。
また、通常の身体的・精神的不調などで病院へかかるときは大抵自分で病院へ行く事が必要だと分かっています。ですが認知症の場合だと自分では自覚していないこともありますので家族や周りの人からの提案等で病院受診をすることが多くなります。
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認知症の診断に使われている方法
現在認知症の診断の基準とされているのは2つあります。1つ目が米国精神医学会のDSM、そして2つ目が世界保健機構のICDです。
こちらの2つについての説明は今回は省かせて頂きます。
※参考までに各診断基準の説明している記事を載せておきますね。
https://www.neurology-jp.org/guidelinem/degl/sinkei_degl_2010_02.pdf
さて、認知症の診療としては次のような流れで主にすすんでいきます。
○問診や診察
○神経心理学的検査
○画像検査
○血液検査
今回は問診や診察時のポイントについて紹介していきます。
問診や診察というのは画像検査などそれぞれの検査以上に重要な要素を含んでいる場合があります。診察室での振る舞いや質問に対する受け答えの仕方には症状が現れていることも多いため、医者はそれらを総合的に判断して検査へと繋いでいることが多いのです。
診断の手がかりとなるポイント
Ⅰ 容貌と態度などをチェックする
・姿勢や歩行、また動きはどういった特徴があるのか等
・身だしなみ
・表情や視線、顔貌の腫れ等
例えば、
前かがみの姿勢で歩行が小刻みにゆっくり、
姿勢が左右のどちらかに傾いていないか、
能面のような独特の表情をしていないか、
手や足をずっとさする等同じ動作を繰り返しているか、
終始ニコニコした様子、、
大まかにではありますが、このような特徴からもある程度の予測がつくことがあります。
Ⅱ 問診で症状をチェックする
・主訴 (記憶障害、うつ症状、不眠、無気力、幻覚や妄想等)
・その人の生活歴や既往歴(これまでにかかった病気のこと)などの背景
・異変に気付いた時期やきっかけ
・これまでの経過
・認知面や神経学的な徴候等
これ以外にも手や足の動きをチェックして身体症状から調べてことも並行して行われます。
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これらの問診や診察により、ある程度の予測を立てて、どの検査が必要かを検討していきます。
この時点ではいくら認知症の症状がたくさんあったとしても認知症とは言えません。
その根拠を探すために次回以降に紹介していく各検査があるのです。
簡単ではありますが少しでも参考になれば幸いです。
認知症を抱える人もケアを行う側も双方にとってより良い環境になることを切に願って。。。